おうちシネマができるまで

映画が好きだったか?って言われたら、たぶん「そうでもなかった」。
昔から映画が“めっちゃ好き”って感じでもなかった。
レンタル屋行っても、適当にジャケで選んで、途中で寝るタイプ。
なのに今、俺はこうしてブログで映画のことを書いてる。
しかも毎回ふざけながら。おかしない?
映画は「人生を変える」とかじゃなくて、「今日をやり過ごす道具」やった。
しんどい仕事のあと、とりあえずテレビつける。
VOD開いて、再生ボタン押して、ポップコーンとか用意もせず、
部屋の隅で、スマホ片手に眺めてた。
でも、そんな“ちゃんと観てない”はずの映画に、
なぜか涙が出たり、笑ってたり、心が動いてたりする。
映画って、こっちがちゃんとしてなくても、勝手に届いてくる。
それがずっと不思議やったし、ありがたかった。
「おうちシネマ」っていう名前には、ちょっとした願いがある。
おうち=“安心できる場所”
シネマ=“感情を揺らしてくれるもん”
この2つを掛け合わせたら、
独りでも、疲れてても、何か抱えてても、
ちょっとだけ呼吸できる空間になるんちゃうかって思って。
ふざけたタイトルと文章やけど、本音しか書いてない。
このブログには、「おすすめ映画○選」っていう顔して、
本当は俺の体験とか、感情とか、孤独とか、しんどさとか、
いろんなもんをこっそり詰め込んでる。
誰かに見つかってもええし、見つからんでもええ。
ただ俺が、「あの時こう思った」って記録しときたかっただけかもしれん。
それでも読んでくれる人がいることに、ちょっとビビってる。
「このブログおもろいな」って言われると、
「え、そんな読まれてる?」って毎回なる。
だって、ただの独り言やのに。
でも、そんな独り言でも誰かの心に引っかかるんやったら、
続けてみてもええかなって思えてきた。
30本書くって決めて、いま20本目。
まだ稼げてないし、毎日アクセスも爆発してないし、
たぶん、今やめても誰も気づかん。
でも、俺はこれを“続ける”って自分に約束したから、
とりあえず30本まではやる。
ブログって、継続した人だけが見れる景色があるらしい。
なら一回くらい、その景色見てみたい。
この記事を読んでくれたあんたに、ありがとう。
映画好きでも、そうでもなくても。
元気でも、ボロボロでも。
とりあえず再生ボタンを押せば、今日がちょっとマシになるかもしれん。
それを信じて、これからも俺は「おうちシネマ」で記事を書いてく。
ふざけたタイトルで、ちょっとだけ本音を混ぜながら。
ほな、また次の記事で会おな。